ちゃらんぽらんたん日記

社会 society に興味があります。

経済合理主義が行き着く先

LGBTは「生産性」がない、との論文を寄稿した某衆議院議員は、LGBTに関して、「税金を投入する必要ない」趣旨の発言をした。

 

相模原障害者施設殺傷事件の加害者は、障害者に関して、「税金の無駄」と開陳していたらしい。

 

これらの主張は、彼らにとっての経済合理性を追求した結論のものだろう。

 

「感情」と「論理」。トランプ大統領の誕生や英国のBrexitという結果は、大衆の感情化が一因とも言われている。感情が導く誤謬を危惧するあまり、論理ばかりを重んじる人がいるのかもしれないけれども、論理一辺倒は換言すれば経済合理主義でもある。

 

畢竟、要諦は「バランス(均衡)」だと思う。感情が暴走しないように論理が監視する。

論理を振りかざさないように感情が監視する。

論理と感情による「相互監視」を自分の精神に組み込むことが、大切なのかも知れない。