ちゃらんぽらんたん日記

社会 society に興味があります。

ドラマ「ハンドレッド」から学んだこと(続)

人が意識的に変わることは難しい。年齢を重ねて経験を積んでいけばいくほど、特定の考えに固執し、思考の新陳代謝を行うことが難しくなっていく。

 

ハンドレッドでは、多くのキャラクターが様々な環境の変化に暴露され、穏健派が強硬派に、強硬派が穏健派に、剰え強硬派から穏健派、そして強硬派のように立脚点が目まぐるしく変化していく。

 

考え方が変わる要因は、自分の感情が大きく揺さぶられるような事象の発生(例えば愛する人の危機や死など)だ。このようなことは、現代社会にも変換できる。例えば自分の子供を飲酒運転の交通事故で亡くしたことが契機となり、飲酒運転の撲滅のために奔走する人とか、身内のギャンブル依存症が契機で、依存症で苦しむ人を支援したりとか、恐らく枚挙に暇がないくらいある。

 

環境の変化は人の思考様式を容易く変えてしまう。そしてそれは望ましい方向かもしれないし、その逆かもしれない。後者にならないためには、思考に自覚的でなけらばならない。メタ認知みたいな。