ちゃらんぽらんたん日記

社会 society に興味があります。

結婚するのは誰か

「娘さんと結婚させてください」

多くの男性陣は、恋人の実家に足を運ぶ時、少なからず緊張するだろう。そして、恋人の両親に(主に父親に)結婚の許しを乞う。

 

これは、ドラマや映画等のコンテンツでもお馴染みの光景だ。どれぐらいの割合で世の男性が許しを乞うてるのかは不明だが、今でも日本に根強く蟠踞している文化だと思う。

 

別にこの文化を糾弾したいわけではない。ただ、これは、パターナリズム的な文化の一面であって、当人の意見を蔑ろにしている。無論、親だから子の心配をするのは当然だし、家族というのは感情的結合体でもあるから、ロジカルになれないこともあるだろう。

 

だけれども、選ぶのは誰だろうか。

 

恐らく、親ができることは選ぶことではなく、選ぶための判断材料を自らの経験則から導出された見識、知見を基盤に提供、助言することではないかと思う。

 

人の選択を、意志を、尊重する。大切な人であるならば、尚更である。